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はじめに|私がJEPQの代わりにQQQIを調べ始めた理由
退職金運用ポートフォリオを検討し始めた頃、私の第一候補はJEPQでした。
JEPQは、
- 毎月分配
- 分配利回り10%前後
- NASDAQ100の成長性も期待できる
という特徴を持ち、退職後のキャッシュフローを重視する私にとって非常に魅力的なETFでした。
実際、前回の記事で公開した退職金運用ポートフォリオでも、JEPQをコア資産として採用しています。
しかし、その後も情報収集を続ける中で、QQQIというETFの存在を知りました。
最初は、
「JEPQによく似たETFかな?」
程度の認識でした。
ところが調べれば調べるほど、
- 分配金の仕組み
- オプション戦略
- 税制面
に違いがあることが分かってきました。
特に私が注目したのは、
ROC(Return of Capital)による税引後キャッシュフローの違い
です。
この記事では、退職金運用という視点からJEPQとQQQIを比較してみたいと思います。
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【退職金運用】JEPQ・JEPIからQQQI・SPYIへ?私がROCとQIIに注目した理由
Contentsはじめに|退職金運用を考える中で気付いた「税金の壁」同じ分配金でも手取りは全然違うのでは?私が比較していたETFを簡単に紹介JEPIJEPIのメリットJEPIのデメリットJEPQJEP ...
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JEPQとQQQIの基本情報
| 項目 | JEPQ | QQQI |
| 運用会社 | JPモルガン | NEOS |
| 設定年 | 2022年 | 2024年 |
| 対象指数 | NASDAQ100関連 | NASDAQ100関連 |
| 分配頻度 | 毎月 | 毎月 |
| 利回り目安 | 9〜11% | 11〜14% |
| 純資産規模 | 非常に大きい | まだ小さい |
| ROC活用 | ほぼなし | あり |
両ETFともNASDAQ100をベースにしています。
つまり、
- NVIDIA
- Microsoft
- Apple
- Amazon
- Broadcom
などの大型ハイテク企業へ投資している点は共通です。
JEPQとはどんなETFか
JEPQはJPモルガンが運用するカバードコールETFです。
簡単に言うと、
NASDAQ100を保有しながら、
その上昇の一部を売る代わりにオプション料を受け取る仕組みです。
分配のフローは、
NASDAQ100保有
↓
コールオプション売却
↓
オプション収入獲得
↓
毎月分配
になります。
JEPQのメリット
① 実績と安心感
私が最初にJEPQを選んだ最大の理由です。
運用会社は世界最大級の金融機関であるJPモルガン。
純資産総額も非常に大きく、
投資家からの信頼も厚いです。
退職金のような大きな資金を預けるなら、
この安心感は非常に重要です。
② 下落耐性がNASDAQ100より高い
NASDAQ100は値動きが激しい指数です。
しかしJEPQは、
オプション収入がクッションとなるため、
暴落時の下落幅をある程度抑えられます。
③ 毎月安定した分配金
退職後の生活費という視点では、
毎月分配は心理的にも助かります。
JEPQのデメリット
強気相場では上昇を取り逃がす
例えばNASDAQ100が30%上昇しても、
JEPQはそこまで上がりません。
オプション売却の代償として、
上昇余地を手放しているからです。
税金は通常課税
ここが私にとって大きなポイントでした。
JEPQの分配金は、
基本的に通常の配当所得です。
つまり、
分配金
↓
米国課税10%
↓
日本課税20.315%
となります。
QQQIとはどんなETFか
QQQIはNEOS社が運用する比較的新しいETFです。
NASDAQ100をベースにしている点はJEPQと同じですが、
オプション戦略が異なります。
さらに、
ROCを活用している点が大きな特徴です。
QQQIのメリット
① 分配利回りが高い
市場環境にもよりますが、
QQQIはJEPQより高利回りになる傾向があります。
② ROCによる課税繰延べ
ここが最大の特徴です。
通常の分配金は受け取った時点で課税されます。
しかしROC部分は、
課税が将来へ繰り延べられます。
つまり、
分配金受取
↓
即課税
ではなく、
分配金受取
↓
課税繰延べ
↓
売却時に精算
という仕組みです。
③ 税引後キャッシュフローが増える可能性
私が最も興味を持ったポイントです。
退職後に重要なのは、
利回りではなく
生活費として使えるお金です。
ROCによって税金を先送りできれば、
同じ分配金でも手元に残るお金が増える可能性があります。
QQQIのデメリット
運用実績が短い
最大の不安材料です。
JEPQは市場の試練を経験しています。
一方QQQIはまだ歴史が浅く、
長期的な評価はこれからです。
純資産規模が小さい
人気は急上昇していますが、
JEPQと比較するとまだ小規模です。
ROC比率は保証されない
ROCは毎年変わります。
将来も同じ税効率が続く保証はありません。
私が比較して重視したポイント
退職金運用という視点で整理すると、
| 項目 | 有利 |
| 安心感 | JEPQ |
| 運用実績 | JEPQ |
| 純資産規模 | JEPQ |
| 利回り | QQQI |
| 税効率 | QQQI |
| 税引後キャッシュフロー | QQQI |
退職金運用で本当に重要なのは何か
現役世代なら、
資産成長を重視してもよいでしょう。
しかし私が目指しているのは、
退職後20年以上にわたり、
安定した生活費を確保することです。
その場合、
重要なのは
利回り
↓
分配金
↓
税金
↓
税引後キャッシュフロー
です。
単純な利回り比較ではありません。
現時点での私の考え
もし今すぐ退職金を運用するなら、
安心感だけならJEPQです。
しかし、
税引後キャッシュフローまで考慮すると、
QQQIにも非常に大きな魅力を感じています。
だからこそ私は、
当初採用したJEPQを見直し、
QQQIを新たな候補として検討し始めました。
まとめ
JEPQとQQQIは、
どちらもNASDAQ100系カバードコールETFです。
ただし、
投資家に提供している価値は少し異なります。
JEPQは
- 実績
- 安心感
- 規模
が魅力です。
QQQIは
- 高利回り
- ROC
- 税引後キャッシュフロー
が魅力です。
どちらが優れているかではなく、
何を重視するかで評価が変わります。
私自身は退職金運用を考える中で、
「利回り」から「税引後キャッシュフロー」へと視点が変わりました。
その結果、QQQIというETFに強い関心を持つようになったのです。
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