体験記

【認知行動療法】30分の壁への挑戦

2026年5月8日

【認知行動療法】30分の壁への挑戦

「30分間電車から降りれない不安」への挑戦

前回の認知行動療法で、新幹線ひかりの乗車トレーニングをした際、

「30分前後の無停車区間」に対する不安が明確な課題として残りました。

そこで今回は、その課題に正面から向き合うため、

特急ロマンスカーで新宿-箱根間の乗車トレーニングを行うことにしました。

この区間には、私が苦手としている「30分超の無停車区間」が含まれています。

「30分超でも大丈夫」という成功体験を得るための集中的なトレーニングです。

前日:予期不安との向き合い方

トレーニング前日の夕方、チケットを購入した時点で予期不安が発生しました。

夜になり、準備を進めるにつれて不安は徐々に強くなっていきました。

しかし、しばらくして「前夜に悩んでも意味はない」と考え直しました。

すると、不安が少しずつ弱まっていくのを感じました。

さらに、その状態をメモとして書き始めることで、

自分の状態を客観的に捉えられるようになり、

結果として不安が落ち着いていくことを実感しました。

当日:乗車前の転換点

当日はやや落ち着かない状態でスタートしました。

新宿駅に到着し、ロマンスカーの横を通過した時、

予期不安が一気に強まるのを感じました。

しかしここで、ひとつの転換がありました。

「乗った後のことは考えない。問題は先送りする」

そう覚悟を決めた瞬間、

それまで強く感じていた予期不安が一気に消えたのです。

これまで「問題を先送りしない」という仕事的思考で、
無駄に不安を増幅させていた自分にとって、

非常に大きな気づきでした。

乗車中:注意の分散と客観視

新宿を出発してからは、不安はほとんど感じませんでした。

メモを書き続けることで、

自分の状態を客観的に見られている感覚があり、

それが安心感につながっていました。

町田到着後、「次は小田原=約38分」という事実を意識した瞬間、

一瞬だけ不安がよぎりました。

しかし、

「ここまであっという間だった」

「終点までも短く感じるはず」

と意図的に前向きに捉えることで、不安を打ち消すことができました。

結果として、大きく崩れることなく乗車を継続することができました。

復路:成功体験の定着

箱根到着時には、余裕がある状態でした。

復路についても、往路での成功体験がそのまま支えとなり、

最後まで安定して乗車することができました。

「行けた」という実感が、

そのまま次の行動の安心感につながっているのを感じました。

今回の教訓

今回のトレーニングを通じて、いくつかの重要な気づきがありました。

・先のことを考えすぎないこと

・不安から注意をそらし、別の対象に集中すること

・自分の状態を客観視すること

・不安が出ても、意図的に前向きな思考を選ぶこと

カウンセリングで学んだ「注意の分散」という考え方が、

実際の場面で機能した感覚がありました。

そして何より、これまで大きな壁と感じていた

「30分超の無停車区間」を乗り越えられたことは、

大きな前進だったと思います。

この感覚を定着させるためにも、

今後も同様のトレーニングを継続していこうと思いました。

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