「30分間電車から降りれない不安」への挑戦
前回の認知行動療法で、新幹線ひかりの乗車トレーニングをした際、
「30分前後の無停車区間」に対する不安が明確な課題として残りました。
そこで今回は、その課題に正面から向き合うため、
特急ロマンスカーで新宿-箱根間の乗車トレーニングを行うことにしました。
この区間には、私が苦手としている「30分超の無停車区間」が含まれています。
「30分超でも大丈夫」という成功体験を得るための集中的なトレーニングです。
前日:予期不安との向き合い方
トレーニング前日の夕方、チケットを購入した時点で予期不安が発生しました。
夜になり、準備を進めるにつれて不安は徐々に強くなっていきました。
しかし、しばらくして「前夜に悩んでも意味はない」と考え直しました。
すると、不安が少しずつ弱まっていくのを感じました。
さらに、その状態をメモとして書き始めることで、
自分の状態を客観的に捉えられるようになり、
結果として不安が落ち着いていくことを実感しました。
当日:乗車前の転換点
当日はやや落ち着かない状態でスタートしました。
新宿駅に到着し、ロマンスカーの横を通過した時、
予期不安が一気に強まるのを感じました。
しかしここで、ひとつの転換がありました。
「乗った後のことは考えない。問題は先送りする」
そう覚悟を決めた瞬間、
それまで強く感じていた予期不安が一気に消えたのです。
これまで「問題を先送りしない」という仕事的思考で、
無駄に不安を増幅させていた自分にとって、
非常に大きな気づきでした。
乗車中:注意の分散と客観視
新宿を出発してからは、不安はほとんど感じませんでした。
メモを書き続けることで、
自分の状態を客観的に見られている感覚があり、
それが安心感につながっていました。
町田到着後、「次は小田原=約38分」という事実を意識した瞬間、
一瞬だけ不安がよぎりました。
しかし、
「ここまであっという間だった」
「終点までも短く感じるはず」
と意図的に前向きに捉えることで、不安を打ち消すことができました。
結果として、大きく崩れることなく乗車を継続することができました。
復路:成功体験の定着
箱根到着時には、余裕がある状態でした。
復路についても、往路での成功体験がそのまま支えとなり、
最後まで安定して乗車することができました。
「行けた」という実感が、
そのまま次の行動の安心感につながっているのを感じました。
今回の教訓
今回のトレーニングを通じて、いくつかの重要な気づきがありました。
・先のことを考えすぎないこと
・不安から注意をそらし、別の対象に集中すること
・自分の状態を客観視すること
・不安が出ても、意図的に前向きな思考を選ぶこと
カウンセリングで学んだ「注意の分散」という考え方が、
実際の場面で機能した感覚がありました。
そして何より、これまで大きな壁と感じていた
「30分超の無停車区間」を乗り越えられたことは、
大きな前進だったと思います。
この感覚を定着させるためにも、
今後も同様のトレーニングを継続していこうと思いました。
