飛行機での出来事のあと、
すぐに何かが大きく変わったわけではありませんでした。
ただ、確実に、
何かがおかしくなっていました。
それまで「普通」だったことが、
少しずつ、できなくなっていきました。
きっかけは些細な違和感
最初は、本当に小さな違和感でした。
通勤中、ふとした瞬間に
落ち着かない感覚が出るようになりました。
理由は分かりません。
ただ、じっとしていられないような、
どこかへ逃げたくなるような感覚でした。
逃げ場がないという感覚
電車に乗っていると、
「次の駅まで降りられない」
それだけのことが、
強い不安につながるようになりました。
今までは何とも思わなかった距離が、
急に長く感じられます。
「もしここでおかしくなったらどうしよう」
そんな考えが浮かぶと、
不安は一気に大きくなりました。
身体に起きていたこと
不安と同時に、
身体にも変化が出てきました。
息が浅くなる。
心臓の鼓動が早くなる。
それに気づくと、さらに不安になる。
その繰り返しでした。
「普通にできない」という感覚
それまで当たり前にできていた通勤が、
うまくできなくなっていきました。
途中で降りたくなる。
引き返したくなる。
なんとか会社には行けていましたが、
毎日がぎりぎりでした。
少しずつ広がっていった不安
通勤だけではありませんでした。
電車、バス、飛行機。
人の多い場所。
「すぐに逃げられない場所」すべてが、
苦手になっていきました。
それでも理由は分からない
一番つらかったのは、
理由が分からないことでした。
原因が分かれば、
対処できるかもしれません。
でも、この不安には
はっきりとした理由がありませんでした。
ただ、突然やってくるのです。
振り返って思うこと
今振り返ると、
この頃にはすでに、
日常が崩れ始めていたのだと思います。
ただ、その時の自分には、
それを受け入れる余裕はありませんでした。
この頃から、
夜や一人でいる時間が
少しずつ怖くなっていきました。
そして、
自分でもどうにもできない状態へと
進んでいきます。
次の記事では、
孤独と不安が強まっていった時期、
そして初めて病院を受診した時のことを
書いていこうと思います。
