体験記

【認知行動療法】新幹線ひかりへの挑戦

2026年5月8日

”こだま”から”ひかり”へ

普通電車→快速電車→快速急行→特急→新幹線こだま

これまで段階的に認知行動療法をを積み重ねてきたことで、
”こだま”までは乗車できる状態になってきました。
今回は一段階進み、”ひかり”に挑戦することにしました。

「新横浜―名古屋の90分無停車区間」があるひかりではなく、
静岡県内に停車する「無停車区間は20〜30分程度」のひかりです。
あくまで段階的に認知行動療法を進めていきます。

区間は”こだま”の時と同様、東京-新大阪の往復です。

乗車前の予期不安の変化

前日までの予期不安はあまりありませんでした。

当日も、東京駅で新幹線に乗り込むこと自体に抵抗はありませんでした。
在来線で積み上げてきた経験と、”こだま”での成功体験が影響しているのだと思います。

しかし、今回は”ひかり”であることを意識した瞬間から、
これまでとは質の異なる不安が出てきました。

無停車区間への意識

品川や新横浜までは問題ありませんでしたが、
新横浜以降にある「20〜30分の無停車区間」を意識した途端、予期不安が発生しました。

これまでの各駅停車的なトレーニングでは、
「いつでも降りられる」という安心感が支えになっていました。

しかし今回は無停車区間が長く、その前提が揺らぎます。

そこで、
「不安が強くなったら、こだまに乗り換える」
「最後まで乗れたらラッキー」
と考えることで、自分を追い込みすぎないようにしました。

往路:成功体験の積み上げ

新横浜到着前に一度予期不安が出ましたが、
眠気もあり、乗り換えずにそのまま進むことができました。

その後は、区間ごとの距離を意識しながら、
「ここまでは大丈夫」「次もいける」という形で、
徐々に成功体験が積み上がっていきました。

名古屋到着前にやや不安は出たものの、
「ここまで2時間乗れている」
「残り1時間なら大丈夫」
と考えることで落ち着きを取り戻しました。

結果として、往路は最後までひかりで乗り切ることができました。

復路:不安と判断の揺れ

復路も同じタイプのひかりに乗車しましたが、
乗車前の予期不安は往路よりも強くなっていました。

理由は明確で、
往路のように「徐々に距離を伸ばす成功体験の積み上げ」ができず、
いきなり最長区間(京都-名古屋 約37分)に直面するためでした。

実際、乗車後は様々な思考が頭の中を行き来しました。

・不安
・いけるかもしれないという期待
・やはり無理かもしれないという恐怖
・過去の成功体験との比較

呼吸法なども試みましたが、最終的には京都で下車する判断をしました。

今回の到達点と課題

結果として、復路は途中下車となりましたが、
その後の「こだま(京都-米原 約26分)」には乗ることができました。

前回の”こだま”の時は、この区間に乗ること自体が困難だったため、
確実に前進していると、前向きに考えることができました。

一方で、課題も明確になりました。

・乗車前の予期不安への対応
・30分超の無停車区間への耐性
・成功体験に依存しすぎないこと

今後は、「30分以上でも大丈夫」という成功体験を得るため、
トレーニングを積み上げることが必要だと感じました。

こだまで満足するのではなく、
ひかり、そして最終的にはのぞみまで乗れるようになること。

それが、自分の行動範囲を広げるために必要なステップだと感じています。

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